友達の顔を描こう!!

この絵を描いてくれたのは小学3年生の女の子です。


彼女は絵画教室に時折参加してくれる子で、絵は苦手な方だと言っていました。

彼女は、診断名はないものの集団でのコミュニケーションに悩んでいます。

はじめて絵画に参加してくれた時に絵を見ると、想像する事が難しく絵が苦手なんだなお子様だなと思いました。

テーマがあっても、どのように表現したらいいのか分からず、ただ友達の描いている様子をみては真似をするばかりでした。

それでも彼女にはプラスになる事でした。

表現する引き出しが少ないのであれば、マネからでもその引き出しを増やす事ができます。なので私は友達のマネをしてしまい自分らしさが無い。と判断するのではなく、まずは自分らしさを表現するための土台となる経験(描く事)を増やす必要があると考えます。


実際に彼女は絵画教室に参加してくれて絵が徐々に変わっていきました。

1番それを実感しているのが親御様です。

授業の終わりにお話をする時、一見授業の様子を見ただけだとマネをして描いているだけに見えますが完成した絵を見ると、それでも嬉しそうに笑って実際の授業の様子を聞いてくれます。

また絵画は学習と違い、お子様の変化等が現れやすいと思います。

この絵は、授業に参加してくれて4回目のぐらいの絵です。

後から聞いた話ですが、彼女の人物画は今まで髪の毛を輪郭の周りに描いて、その中に目や鼻口が有る絵しか描けなかった。という事です。

今回、完成した絵の髪の毛はしっかり上に描かれており、そのような絵を描くお子様には見えませんでした。

授業中は友達の描いている様子を見る場面はありましたが、この絵はただマネをしただけではありません。

授業中、1回だけ彼女が言いました。

(先生!!  見て!! 友達の来ている帽子(パーカーのフード部分)が青いから、ここ青で描いたの^^)

実際の色は水色でしたが、彼女が自信まんまんに私に教えてくれた、ただ1度だけの情報。

(本当だ!!  よく気づいたね^^)  そういうと彼女は嬉しそうに帽子部分を大きく広げ強調するように描いてくれました。

マネから入った今回のテーマ。彼女の素晴らしい成長が少し現れた絵になりました^^

私はこういう場面に出会うのがとても好きです。





Yuno art-therapy-class

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