自分で決めて描ける難しさ

小学3年生の女の子の作品です!

彼女は、絵画教室を始めてもうすぐ1年になります。

絵の中で彼女は自分らしさを表現出来るようになってきました。

以前の彼女は見本があれば、何を描いていいか分かるので取り組むことは出来ます。

でも微細も含め、身体のボディバランスや筋力も弱く腕や指先を器用に動かす事も難しい時があるお子様です。なので自分らしさを出しても思っていたイメージと違う事が多かったためか、自分で考えて取り組むより見本通りに取り組み、周りの子と同じように完成させたい気持ちが強くなったのではと思います。

普段は自らヘルプ要請を出す事が苦手な彼女ですが、絵画教室は学習とは違うため評価の基準にならないので自ら『先生おしえて。ここってどう描いたらいいの?』等と言えるようになってきました!


彼女に合った伝え方


彼女に伝える時、意識したのは言葉の説明より実際に私も目に前で描いてモデリングする事でした。

ほとんどの見本は前もって描いておく事が多く、それを使い説明とアドバイスをしていました。(絵画は想像力を養うトレーニングでもあるため、ある程度まで伝えるとあとは本人達に表現方法などを見つけて描いてもらうため)

彼女は目の前で描かれていく絵を見ながら楽しさと喜びを言葉で伝えてくれます!

その好奇心から自分でもやって見たいという気持ちになり取り組めるようになりました:)


この作品では、背景は先生の見本通りに。手前の黒い部分を自分たちで描いてもらいました。

そして自分で『ここは〇〇みたいに描いてみよう』『先生!〇〇を描きたいんですけど、どうやって描くの?』など積極的に聞いてくれます:)



失敗は大人でも誰でも嫌な事。

その不安な気持ちより楽しさが勝つような授業をしていきたい。




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