発達障害の子供絵画教室 :) デッサン編
犬のデッサン。
具体物を描くときは、初めから本番のように描いては上手く描く事が難しいです。
絵画教室では、先ずは下書きの描き方の練習から始めます!!
下書きを怠ると大人でも上手に描くことは難しいです。
下書きがないという事は、例えると線を引いていない広い運動場で50m走を走ると何処に向かって走っていいのか分からないようなものです。
向かう先を決めておかなければバランスが悪くなるということです。
そして、下書きを描くときに意識しないといけないのが周りのバランスを考えて描かなければいけないという事です。
これは相手とのコミュニケーションにも似ており、また繋がるときもあります。
下書きを上手に描けない子(思ったことを一点集中で描いてしまう子等)は、普段では思ったことを突発的に話しかけてしまったり、話に割り込んでしまったり、衝動的な行動も見られる時もあります。
絵画教室で出来ることは、描く時の順序を明確に伝えて、時には下書きのモデリングをし、真似からバランスを考える練習から始めます。
意識できているかは絵を見たら評価できますし、また上手に描けると子供達は今まで以上に集中して取り組んでくれます! 同時に想像力が養われるため、落ち着いて行動出来る事も増えてくる子もいます。
絵画だけで効果を実感出来る事は少ないかもしれませんが、違う視点でアプローチ出来る方法だと思います。
芸術は人の役に立てる。
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